輔仁薬局

健康処方箋 column

輔仁薬局健康処方せん日焼けと日焼け止め

日焼けと日焼け止め

author:まごころ調剤薬局森町店 薬剤師 白江 真 
published in:大分合同新聞平成28年6月掲載  No.117

まもなく暑い夏がやってきます。今回は日焼けについて話をさせていただきます。
ご存知だと思いますが、日焼けを起こすのは「紫外線」です。紫外線は、波長の長い順にUV-A・UV-B・UV-Cと呼ばれる3つに分類されます。波長が長いほど皮膚の奥深くまで到達します。

 多くの方が夏場に皮膚が赤くなりヒリヒリ痛む日焼けを一度は経験されていると思いますが、これは一種の軽い「やけど」です。この原因となるのがUV-Bです。皮膚の表皮の下に到達したUV-Bが炎症を起こして、赤くなったり水泡ができたりヒリヒとした痛みを引き起こしたりします。

 また、日焼けという言葉でもう一つ連想されるのは、浅黒く焼けた肌があります。こちらはUV-Aが原因で起きます。健康的でかっこいい印象もあるのですが、波長の長いUV-Aが皮膚の深部まで到達することでコラーゲンなどの皮膚を形成するのに必要なタンパク質を壊してしまい、その結果としてシワやたるみといった肌の老化を招きます。

これらの紫外線から身を守る方法の1つとして、日焼け止めがあります。日焼け止めには、「SPF」と「PA」という2つの表記がされています。

「SPF」は、「SPF30」といった様に後ろに数字が付いています。この数字は主にUV-Bの防止効果を表す目安の数値になっています。「SPF30」であれば、紫外線に当たり始めてから日焼けを起こすまでの時間を30倍遅らせてくれるという意味になります。通常15~20分で日焼けが起こり始めるとされていますので、「SPF30」の日焼け止めを使うとその時間が7時間半~10時間に延びるということになります。ただし、SPFの数値が大きいほどかぶれやアレルギー反応を起こしやすくなりますので、必要以上の数値のものは選ばない方が良いでしょう。

もう一つの「PA」は、主にUV-Aの防止効果の目安になります。その表記は「+」~「++++」の4段階で、+の数が多いほど防止効果が高くなります。しかしこちらの「PA」も+が多いほど皮膚の乾燥を起こしやすくなるので、強いものを使う際には保湿などのスキンケアを十分に行うようにしてください。

それではお大事に。

一覧に戻る