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健康処方箋 column

輔仁薬局健康処方せん薬の正しい保管方法

薬の正しい保管方法

author:輔仁薬局 日赤前店 薬剤師 後藤 順子
published in:大分合同新聞平成17年6月掲載  No.20

長期に処方してもらった薬や飲まずに残った薬の保管はどうなさっていますか。最近は薬の処方日数が長くなってきており、長期間、薬をきちんと保管・管理して、適切に使用することがより一層重要になってきました。薬の保管にあたっては以下の点にご注意下さい。

◇薬は高温多湿と直射日光を嫌うので、普通は常温(15℃~25℃)で直射日光のあたらない場所に保管します。とくに、暑い日に車の中に放置するのは厳禁です。また、冷蔵や遮光など特別な注意が必要な薬もありますので、お薬を貰う時によく確認しましょう。 湿気を避けるには、気密性の高い缶やプラスティックの容器に乾燥剤といっしょに入れておくのが理想的です。

◇乳幼児の手の届くところに置かないように。誤飲の恐れがあります。

◇薬の説明書や薬袋を一緒に保管しておくと、いつもらった、何の薬かがわかります。

◇誤用を防ぐため内服薬と外用薬をいっしょに保管しないようにします。また、一見して目薬に見えるものが点耳薬だったり、うがい薬だったりということもあります。わかりやすく区別しておきましょう。

◇古くなったり、薬の外観やにおいが変わったりしている場合は使用しないでください。 薬の効果を十分に発揮させ、かつ安全に用いるためそれぞれの薬に適した保管が大事です。湿度や気温が上がってくるこれからの季節は特に注意が必要です。詳しくは薬剤師にお尋ねください。

それでは、お大事に。

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