いつも輔仁薬局をご利用いただき、ありがとうございます。
皆様は、薬局で処方箋を渡してからお薬を受け取るまで時間がかかるのは何故かと気になったことはありませんか。今回は、待ち時間の間に薬局の中でどのようなことが行われているのかをご説明します。
まず処方箋をお預かりすると、薬剤師は処方箋の内容を確認します。お薬の種類や量・飲み方、現在使用している他のお薬との飲み合わせについて問題がないか等を、過去の記録やお薬手帳等を見て確認します。また患者様に、副作用が起きていないか等の聞き取りを行います。そして必要があれば、医師に確認を行います。その後、処方箋の内容をシステムに入力し、お薬の袋や説明書・お薬手帳の作成等を行います。
次にお薬を取り揃えます。錠剤等を集めるだけでなく、錠剤の粉砕・分割、飲み薬の一包化、粉薬・液剤の調製、塗薬の混合等も行います。その際には錠剤を粉砕しても問題ないか、粉薬等を混合しても問題ないか等を調べます。
その後、薬を取り揃えた薬剤師と異なる薬剤師が確認を行います。お薬の種類、数が間違いないか、お薬の袋や説明書の記載が間違いないか等を確認します。一包化の場合は、パックの中に入っているお薬を1つずつ確認します。お薬を安全に服用していただくためには欠かせない作業です。
最後にお薬をお渡しするときに、お薬の効果や飲み方、注意すべき副作用、飲み方の注意点等を、それぞれの患者様の状況にあわせてご説明します。
薬局では、このような工程を経てお薬をお渡ししています。またこの工程を全ての患者様に行うため、お時間をいただくことがあります。患者様が安心してお薬を使用していただくための大切な工程ですので、ご理解頂きますようお願いいたします。
それではお大事に。