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健康処方箋 column

輔仁薬局健康処方せん抗アレルギー薬との付き合い方

抗アレルギー薬との付き合い方

author:ほじん薬局佐伯店 薬剤師 稲好智行
published in:大分合同新聞令和8年10月掲載  No.179

アトピー性皮膚炎や慢性じん麻疹など、アレルギーによる強いかゆみに悩む人は少なくありません。こうした症状を抑えるために使われるのが抗アレルギー薬です。なかでも、アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」という物質の働きを抑える抗ヒスタミン薬は、皮膚科だけでなく、鼻炎などの治療で耳鼻科でも幅広く使用されています。また、内科やアレルギー科など、さまざまな診療科で使われる身近な薬でもあります。

慢性じん麻疹では、症状が出た時だけ薬を飲むのではなく、医師の指示に従って継続的に服用し、症状を安定させることが基本となります。抗ヒスタミン薬にはさまざまな種類があり、効果だけでなく、眠気や口の渇きなどの副作用にも違いがあります。特に車の運転や仕事への影響が心配な場合は、生活スタイルを医師や薬剤師に伝え、自分に合った薬を選ぶことが大切です。

もう一つ注意したいのが「薬の重複」です。抗ヒスタミン薬は医療機関で処方されるだけでなく、鼻炎やかゆみなどに使われる市販のOTC医薬品にも含まれています。複数の医療機関を受診している場合や、市販薬を追加する場合には、同じような薬が重複することがあります。重複すると、眠気や集中力の低下、口の渇き、ふらつきなどの副作用が強く出るおそれがあります。

重複を防ぐためには、お薬手帳を活用し、処方薬だけでなく使用している市販薬も記録しておきましょう。マイナ保険証で受付する際にお薬情報の提供に同意すれば、医師や薬剤師が処方・調剤情報を確認することもできます。ただし、直近の内容が確認できない場合があることに加え、市販薬の情報は反映されないため、お薬手帳と併せて活用することが大切です。

効果が不十分でも自己判断で増量や中止をせず、医師や薬剤師に相談しましょう。薬の情報を正しく共有し、自分に合った治療を続けることが、安心して薬と付き合う第一歩です。

それではお大事に。

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