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健康処方箋 column

輔仁薬局健康処方せん冬の旬野菜『ほうれん草』

冬の旬野菜『ほうれん草』

author:輔仁グループ本部 管理栄養士 古賀 彩
published in:大分合同新聞令和3年12月掲載  No.150

冬が旬の野菜、「ほうれん草」。花言葉は“健康”といわれ、健康維持には欠かせない食材であること、ご存じですか。

品種や栽培方法によって、今では1年中市場に出回る「ほうれん草」ですが、もともとの旬は冬。寒さに強い「ほうれん草」は、冬霜にあたることで、甘み、おいしさ、栄養価がアップします。そんな、「ほうれん草」に含まれる栄養素として代表的なのが、βカロテン。天然色素成分であるβカロテンは強い抗酸化作用を持ち、がんの予防や視力低下を防ぐと言われています。また動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも効果的です。さらに、発育を促す効果もあるため、成長期のお子様にもおすすめしたい栄養素です。

そして、貧血を予防する鉄分、葉酸のほか、鉄の吸収を良くするビタミンCも豊富です。特に旬である冬に収穫されるものは、夏に収穫されるものに比べ、3倍ものビタミンCが含まれているといわれています。ビタミンCは他にも、コラーゲンの生成をサポートし、メラニンの沈着を防ぐとともに、シミを予防する効果があるため、美肌効果も期待できます。

「ほうれん草」の調理法は料理によって様々ですが、油や動物性たんぱく質のものと炒めることで、吸収率がよくなり多くの栄養素を無駄にすることなく摂取することが期待できます。その際、えぐみ成分であるシュウ酸が気になる方は、あらかじめ、さっと茹でておくとよいでしょう。

「ほうれん草」は冷凍保存が1か月程度可能なので、旬の時期に買って冷凍しておくこともよいでしょう。生のまま冷凍もできますし、先ほどのシュウ酸が気になる方はさっと茹で、水気をしっかり切ってから、冷凍することをおすすめします。また、葉が肉厚で葉脈が左右対称のもの、軸が太くハリのあるものが良質な証拠なので、購入する際は参考にしてみてください。

食事は、旬のものを取り入れ、主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事を心がけましょう。

それではお大事に。

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